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2019 年度 研究成果報告書

社会に向き合うための資質・能力を育むためのロールプレイ教材の開発とその検証

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00076
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関広島大学

研究代表者

井上 優輝  広島大学附属中学校, 教諭

研究協力者 服部 裕一郎  
研究期間 (年度) 2019
キーワードロールプレイ / 問題の真正性 / 社会的オープンエンド
研究成果の概要

「ロールプレイ教材(中学校3年, 図形分野)」を開発・実践し, 「社会的オープンエンドな問題(島田・馬場, 2014)」の視点から分析した。ロールを設定することで, 生徒は価格表示や広告など数学にとどまらない自由度の高い考察を活発に行うことができた。アンケートでは考察の際に意識したこととして「単純な計算だけで答えを終わらせないこと」という記述がなされるなど, 生徒たちが本教材を社会的オープンエンドな問題として扱っていたことが散見され, ロールプレイ教材を数学科授業で扱う価値を見いだすことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者らによる過去の研究(井上・服部・松原・袴田, 2018)では, 生徒にとって「真正な問題」を題材とし, 5つの社会的オープンエンドな問題の特性(島田・馬場, 2014)に留意して教材開発を行った。それは, 資質・能力に着目した教材開発という視点で意義のあるものであったが, 生徒にとって「真正な問題」は数多く存在するわけではなく, 同様の教材を開発することは容易とは言えない。本研究では, 数学授業におけるロールプレイ教材の価値を見いだすとともに具体的な教材を提案しており, 新学習指導要領で求められるような社会的な資質能力を育むための教材開発の幅を拡げるという観点において社会的意義があると言える。

自由記述の分野

数学教育学

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公開日: 2021-01-27  

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