本研究の意義は、新学習指導要領での新規項目にも関わらず未だ開発が進んでいない指導内容に焦点を当て、新規性のある教材開発を行った点である。教材化においては専門家との積極的な意見交流を土台にして学習プログラムを作り出した。教育現場に研究成果を還元することは、第一線で研究している専門家にとってもアウトリーチ活動の一環にもなり、学術的意義や社会的意義も大きいと考えられる。また、教員を対象にした研修会の開催し授業公開と開発した教材の提供を行ったことで、どのキャリアの教員でもすぐに授業ができるパッケージ化された学習プログラムとしての普及を図ることができた。
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