研究課題/領域番号 |
19H00228
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
2120:物性物理学、プラズマ学、素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 貴士 東北大学, ニュートリノ科学研究センター, 技術一般職員
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研究協力者 |
石徹白 晃治
池野 正弘
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研究期間 (年度) |
2019
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キーワード | 放射線測定 / データ収集回路 / OrCAD / 電子回路 / 回路設計 / Ethernet / FADC |
研究成果の概要 |
本研究では、放射線測定へ速く・安く・簡単に使える電子回路を設計開発した。回路設計は設計ソフトOrCADを使用しておこなった。 現在主流のEthernet通信を導入することで、物理業界で歴史的によく利用されるVMEなどの専用通信規格よりも、速く・安く・簡単に利用および運用できるよう工夫している。また、汎用のACアダプタを利用して電源供給可能にしたことで専用の電源クレートが不要でさらに安く・簡単に利用でき、まさに学生実験などのテスト用途に最適な電子回路を開発できたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
福島原子力発電所の事故の影響は、汚染水放流の是非など、現在でも放射線災害の観点から大きな社会問題となっており、これに対応して大学研究においても放射線測定に関する実験が急増している。放射線測定の分野では、歴史的な経緯からVMEなどの専用規格が用いられるが非常に高価であり新規導入や維持管理のハードルが高い。 本研究開発の電子回路設計を用いることで、専用規格に依らず速く・安く・簡単に放射線測定をおこなえる。このように社会問題に対応した学生実験を支援する観点から、本研究は学術的および社会的に大きな意義を持つ。
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自由記述の分野 |
電子回路設計
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