研究課題/領域番号 |
19H00244
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
2140:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクスおよびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
根本 真奈 東北大学, 工学研究科, 教育研究支援系技術一般職員
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研究協力者 |
杉澤 久道
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研究期間 (年度) |
2019
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キーワード | 顕微ラマン分光分析 / 温度制御 / in-situ測定 |
研究成果の概要 |
顕微ラマン分光分析用のサーモグラフィカメラ及び温度制御システムの改良を図り、より詳細に微小領域の温度変化を観測することを目的とした。サーモグラフィカメラは小型で高解像度のものに変更した。温度制御システムは、測定試料全体の温度が均一となるように密閉できる試料室を作製した。ペルチェ素子の放熱方法を水冷に変更し、温度制御範囲を-10℃~+120℃とした。作成した温度制御システムにより、試料温度をコントロールしたin-situ測定が可能となり、測定条件の拡張を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者の所属部署では、顕微レーザーラマン分光装置(日本分光 NRS-5100)を共通機器として運用している。これまで装置利用者からの温度制御に関する相談や要望に関して十分な対応ができていなかったが、本研究により、装置利用者の温度制御測定に活用できるようになった。さらに、ラマン分光分析における物質構造の温度依存性をより定量的に評価することが可能になったことから、研究支援の幅を広げることに繋がった。
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自由記述の分野 |
分析化学 分子分光学
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