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2019 年度 研究成果報告書

水田の(復古化)のためのキョウチクトウを利用したジャンボタニシ駆除の有効性解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00312
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3110:農芸化学、生産環境農学、森林圏科学、水圏応用科学、社会経済農学、農業工学、獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

池田 充  鹿児島大学, 教育学部, 再雇用職員

研究協力者 栗和田 隆  
研究期間 (年度) 2019
キーワードジャンボタニシ / キョウチクトウ / 有害害虫
研究成果の概要

水田の稲を食い荒らす有害生物ジャンボタニシは、稲作栽培に大きな被害を与えている。このタニシには天敵がいないことで生息範囲を全国的に拡大している。稲の植え付け直後の段階からタニシの駆除が必要不可欠で、現在は農薬での駆除が行われている。しかしこの方法では一時的なもので、いったん水田に侵入した場合には爆発的に増殖し稲苗を食い荒らされてしまう。農薬による短期的な防除では長期的な効果を期待することはできない。そこで先に行った様々な植物由来成分からキョウチクトウがジャンボタニシに有効であることが予備試験で得られたためバケツ稲栽培での駆除試験を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ジャンボタニシは産卵から孵化までのサイクルが約2~3週間と長いため短期的な駆除では効率的な駆除には至らない。そこで現行の農薬では不可能な持続性の長い薬効を求めてさまざまな植物由来成分を利用して水槽内で予備試験を行った結果、キョウチクトウの乾燥葉がタニシを死亡させることを発見した、またより重要となるキョウチクトウの毒性の稲への残留がないことが確認できた。本研究では、キョウチクトウによるタニシの持続的な防除効果の実証と有毒成分の残留性を検証し、有害害虫の生息しない昔の水田環境に戻すことが可能になるとこで農家の稲作栽培がより安定的になる。

自由記述の分野

生産環境農学

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公開日: 2021-01-27  

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