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2021 年度 研究成果報告書

唾液中のシクロホスファミド濃度と口腔粘膜炎の関連性についての検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00373
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

志村 裕介  金沢大学, 附属病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
キーワード口腔粘膜炎 / 唾液 / シクロホスファミド
研究成果の概要

シクロホスファミド(CPA)は、副作用として口腔粘膜炎の発現頻度が高い抗がん剤の一つである。点滴投与されたCPAは唾液中にも排泄されるが、唾液中のCPA濃度と口腔粘膜炎との関連については不明であった。そこで本研究では、唾液中のCPA濃度と口腔粘膜炎との関連について評価することを目的とした。
研究の結果、約半数に口腔粘膜炎が発現していることが示された。また、口腔粘膜炎を発現した症例では唾液中CPA濃度が高い傾向にあったが、症例毎のバラつきが大きく、口腔粘膜炎との関連性は不明であった。今後より詳細な検討が必要と考えられた。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は口腔粘膜炎と唾液中のCPA濃度との関連性に初めて着目した点が特色である。また、利点として検査方法が侵襲の少ない唾液採取であったことが挙げられる。
研究成果としては、口腔粘膜炎が発現した症例では唾液中CPA濃度が高い傾向にあった。症例数が少ないこともあり、本研究では唾液中CPA濃度と口腔粘膜炎との関連は明確に示せなかったものの、口腔粘膜炎に対する適切な支持療法へのきっかけとなる研究であった。今後はより多くの症例で検討することにより、口腔粘膜炎が起こりやすい唾液中のCPA濃度を調査し、口腔粘膜炎が起こりやすい症例ではうがいの回数を増やすなど、適切な支持療法に繋げていくことが必要である。

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公開日: 2023-01-30  

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