研究課題/領域番号 |
19H00517
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
室井 尚 横浜国立大学, 教育学部, 名誉教授 (50219953)
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研究分担者 |
吉岡 洋 京都大学, こころの未来研究センター, 特定教授 (70230688)
秋庭 史典 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (80252401)
佐藤 守弘 同志社大学, 文学部, 教授 (10388176)
吉田 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40431879)
カルパントラ ファビアン 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 講師 (00750142)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 美学 / 文化研究 / ポップカルチャー / 脱マスメディア社会 / ポストトゥルス / ポストコロナ |
研究実績の概要 |
本研究はコロナのパンデミックにより、国際学会や対面での研究会が不可能になるなど様々な障害の中で、3回のオープン研究会、研究分担者による4回のオンライン研究会、さらには複数の研究報告書の発行などさまざまな成果を挙げることができた。とりわけ、ポストコロナ時代のメディア環境に関する新しい問題意識をめぐって、脱マスメディア時代のポストトゥルス論およびポストコロナ時代のポップカルチャーについての更に進んだ研究をすすめることができた。オープン研究会では社会学者の大澤真幸氏、メディア評論家の藤田直哉氏を発表者としてお招きし、研究の新たな展開を構想していくことができた。 脱マスメディア社会におけるポップカルチャーや文化の変容という我々の問題意識は、コロナのパンデミック状況において見直しを求められるとともに、その中でロックダウンやワクチン接種の強制など国民国家やマスメディアの権力の復活とも見られるグローバリゼーションや脱マスメディアへの動きと一見逆立する動きが観測されていたが、我々の議論の中でそれは全体的な脱マスメディア化の動きと一体のものであり、フェイク・ニュースやポストトゥルスといった問題にそれが現れてきているということが確認された。 本研究は新しいメディアや文化研究の流れにおいてもきわめて新しくユニークなものであることを自負しており、今後も研究分担者たちによって継続されていくものであることを確信している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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