研究課題/領域番号 |
19H00537
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鶴田 啓 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10172066)
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研究分担者 |
古川 祐貴 島根県立大学, 北東アジア地域研究センター, 客員研究員 (00784860)
木村 直樹 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (40323662)
石津 裕之 東京大学, 史料編纂所, 助教 (50812674)
須田 牧子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (60431798)
荒木 裕行 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70431799)
村 和明 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70563534)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 大名家史料 / 日本近世 / 日朝関係 / 幕藩関係 |
研究実績の概要 |
2019年度は、史料撮影およびデータベースシステムの作成の作業を行った。撮影を行った史料は、研究代表者が勤務する東京大学史料編纂所が所蔵する宗家史料であり、撮影業者に発注して撮影を行い、それを東京大学史料編纂所のデータベースから公開した。これによってインターネット上で宗家史料の検索および閲覧を可能にした。データベースに関しては、サーバを購入して対馬歴史民俗博物館に設置し、そこにデータベースシステムを搭載した。 2020年度は、前年度に引き続き史料撮影およびデータベースシステムの改良の作業を行った。撮影を行った史料は、研究代表者が勤務する東京大学史料編纂所が所蔵する宗家史料であり、撮影業者に発注して撮影を行い、それを東京大学史料編纂所のデータベースから公開した。これによってインターネット上で宗家史料の検索および閲覧を可能にした。具体的に撮影・公開した史料は、「江戸藩邸毎日記」宝暦11年~文政8年4月分 合計134冊である。 2021年度は、引き続き史料撮影およびデータベースシステムの改良の作業を行い、「江戸藩邸毎日記」77冊と江戸奥祐筆間毎日記23冊を撮影した。「江戸藩邸毎日記」については、本科研以前にデジタル化できていた部分と併せて、史料編纂所所蔵分490点すべてのデジタル化が完了し、史料編纂所データベースから閲覧が可能になった。 データベースの改良は、2019年度に作成したデータベースへの機能追加を発注して行った。2022年度に公開することを計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019・20年度において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、予定していた出張が実施できなかったため史料調査などに遅れが発生したが、2021年度においてその一部を実施した。また、史料編纂所所蔵分の史料撮影・公開やデータベースシステムの作成作業は計画通り順調に進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
研究最終年度の研究推進方策としては、研究成果の公開を行うとともに、科研終了後の公開体制にむけた作業を進める。
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