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2020 年度 実績報告書

東南アジア「古代史」の下限としての14・15世紀に関する地域・分野横断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H00538
研究機関東京外国語大学

研究代表者

青山 亨  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90274810)

研究分担者 原田 あゆみ  独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館, 学芸部文化財課, 課長 (20416556)
田畑 幸嗣  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60513546)
佐藤 桂  武蔵野大学, 建築研究所, 客員研究員 (80454198)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード東南アジア古代史 / 東南アジア考古学 / 東南アジア建築史 / 東南アジア美術史 / 東南アジア碑文研究 / 東南アジア仏教美術史
研究実績の概要

本研究は、東南アジア史における「古代」の下限である14・15世紀を中心としてその前後を含めた時代に焦点をあて、古代インド的原理に基づく古代的王国の没落と、イスラームあるいは上座仏教に基づく「近世」的王国の台頭が交差するクリティカルな時代の実態を明らかにすることを目的とする。
今年度の研究計画では、本研究課題の中核的活動である研究チーム全体による合同海外調査の訪問地を、研究分担者の一人である田畑が長期滞在するカンボジアとし、あわせてカンボジアと密接な関係をもつタイにおいて調査を実施し、調査データに基づく報告と研究発表を12月と3月の研究会で行う予定であった。また、合同海外調査と並行して、考古学班、美術史班、建築史班の各分野で、昨年度に引き続き個別調査の実施を予定していた。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大による海外渡航制限が続くなか、海外調査について、ぎりぎり年明けの時点まで実施の可能性を探っていたが、やむなく断念することとなった。また、海外調査の取りやめ及び国内主要都市での緊急事態宣言発出を受け、研究会についても今年度は開催を断念するにいたった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染の世界的な拡大による海外渡航制限のため海外合同調査および個別の調査を断念せざるを得なかった。また、国内においても主要都市において緊急事態宣言が発出され、さらに、研究代表者および各研究分担者ともに所属機関におけるコロナ禍対応に専念する必要に迫られたため、研究会の開催を断念せざるを得なかった。

今後の研究の推進方策

国内外での新型コロナウイルス・ワクチン接種が進展する状況によっては、本年度実施できなかった海外合同調査を翌年度には改めて実施する予定である。
また、本年度使用できなかった研究費については、「調整金」制度を利用して次年度での利用を可能とし、本研究課題の成果物として構想されている編年プラットフォームの構築に活用する予定である。

備考

扶南からマジャパヒトまで、文献・刻文・考古・美術・建築など諸分野横断的方法により、個別地域を東南アジア史のなかで捉えなす。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 海外考古学事情(16)カンボジア考古学の動向2021

    • 著者名/発表者名
      田畑幸嗣
    • 雑誌名

      月刊考古学ジャーナル

      巻: 750750 ページ: 29-31

  • [雑誌論文] プルボチョロコ著『古典ジャワ文学史入門』(5)2020

    • 著者名/発表者名
      青山亨、増井美佳
    • 雑誌名

      東京外大東南アジア学

      巻: 26 ページ: 151-207

    • DOI

      10.15026/95680

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] タイ文化省芸術局における文化財修理の取り組みについて2020

    • 著者名/発表者名
      木川りか、秋山純子、原田あゆみ
    • 雑誌名

      東風西声

      巻: 16 ページ: 00-00

  • [学会発表] The Sutasoma Kakawin in the context of Majapahit2020

    • 著者名/発表者名
      AOYAMA Toru
    • 学会等名
      International Webinar The Vibration of Majapahit
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 東南アジアの歴史を教えるための用語をどう考えるか2020

    • 著者名/発表者名
      青山亨
    • 学会等名
      東南アジア学会研究集会「高大接続改革の中の東南アジア史」
  • [学会発表] 東南アジアにおける仏教の展開から見る仏教遺跡2020

    • 著者名/発表者名
      青山亨
    • 学会等名
      東南アジア考古学会2020年度大会
    • 招待講演
  • [学会発表] ミャンマー・コンバウン時代の木造僧院本堂の寸法計画 『アマラプラ城サンチャウンドー文書』の研究(1)2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤桂
    • 学会等名
      日本建築学会大会(関東)
  • [備考] 東南アジア古代史研究会

    • URL

      http://www.waseda.jp/assoc-history/

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公開日: 2021-12-27  

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