研究課題/領域番号 |
19H00565
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (60214772)
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研究分担者 |
立川 陽仁 三重大学, 人文学部, 教授 (20397508)
手塚 薫 北海学園大学, 人文学部, 教授 (40222145)
近藤 祉秋 神戸大学, 国際文化学研究科, 講師 (80779273)
生田 博子 九州大学, 留学生センター, 准教授 (90783829)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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審査結果の所見の概要 |
北米のアラスカ及び北西海岸地域にて、かつて狩猟採集を生業とした民族集団が先住民としてどの様な文化を営み、どの様に変化して現在に至り、今後どの様に変化していくのかを解明する。グローバル経済の浸透、植民地化、国家への包摂、温暖化などの生態環境変化、キリスト教化などの諸要因の歴史的相互作用によって先住民文化がどの様に作られてきたか、地域間比較により米先住民文化の変化と現状について一般化する。 人々の実践に注目する点も含め、学術的な動向からの逸脱はない一方、新奇な視点が示されているわけではない。ある地域内における先住民諸集団に対する限定的な比較を行うもので、研究組織に経験者を揃えることにより、手堅い研究計画となっている。北米先住民の研究は有意義であり、単なる現代民族誌刊行に留まらず先住民研究にとってインパクトある研究になること、学術理論や方法の面でさらなる展開をもたらすことを期待する。
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