研究課題/領域番号 |
19H00565
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (60214772)
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研究分担者 |
立川 陽仁 三重大学, 人文学部, 教授 (20397508)
手塚 薫 北海学園大学, 人文学部, 教授 (40222145)
近藤 祉秋 神戸大学, 国際文化学研究科, 講師 (80779273) [辞退]
生田 博子 九州大学, 留学生センター, 准教授 (90783829)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アラスカ / カナダ / 北太平洋沿岸地域 / 社会・文化変化 / アート / 生業 / 物質文化 / アイデンティティ |
研究実績の概要 |
2023年度はアラスカやカナダで現地調査を実施するとともに、データの分析や文献調査に基づいて研究成果のとりまとめを行った。さらに、研究成果の一部を、論文集や展示、シンポジウム等を通して発表した。 (1)岸上は、2023年4月26日~5月4日にカナダBC州バンクーバー島において北西海岸先住民アートに関する調査を行った。立川は2023年9月にカナダBC州のキャンベル・リバーにおいて現地に住む先住民族クワクワカワクゥの海藻採取のデータをとりつつ、先住民を含めたキャンベル・リバー市の住民による土地、空間利用の実態について調査を行った。手塚は2024年2月にアメリカ自然史博物館を中心に北西海海岸地域・アラスカ南西部地域の北米複雑系狩猟採集民にかかわる物質文化コレクションの調査を実施し、海洋交通具の製作や継承に博物館がどのように関与しているかを検討した。 (2)岸上と立川は、これまでの研究成果の一部を基に国立民族学博物館企画展「カナダ北西海岸先住民のアート―スクリーン版画の世界」(2023.9.7~12.12)と関連シンポジウム(9.16)をカナダ先住民と連携して開催し、成果公開を行った。 (3)岸上と生田、手塚は、2023年11月3日~11月5日に米国からA. D. KingとB. Fitzhugh, T. Thornton を招聘し、国際シンポジウム“Prehistory, Language and Culture of Indigenous Societies in the North Pacific”を開催し、成果発信を行った。 (4)『北太平洋の先住民文化――歴史・言語・社会』(臨川書店)を刊行するとともに、国立民族学博物館のフォーラム型情報ミュージアム「北米北方先住民関連文化資源データベース」(https://ifm.minpaku.ac.jp/canada/)の情報を更新した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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