研究課題
基盤研究(A)
日本を対象として、オンライン実験を積極的に活用し、有権者の「非合理的政治行動」のメカニズムの解明を目指すものである。「行動政治学」研究を組織的に推進すべく、政治学・社会心理学・経済学など行動政治学を支える学問分野の専門家による共同研究である。人間の非合理的側面に注目して経済行動を分析する行動経済学の進展は著しいが、政治学においても近年、人々の「非合理的」行動への関心が高まっており、本研究の提起する行動政治学が今後発展する可能性は高い。政治学の新たな研究分野を切り開くことが期待される。またオンライン調査を慎重に行うことで、信頼性の高いデータを収集することも期待でき、その普及の可能性にも期待できる。