研究課題
福元と三輪は、認知的政党数に関する実験をイギリスとニュージーランドで、認知的企業数に関する実験を日本で実施し、得られたデータを分析した。福元は、2022年参院選の屋外実験の論文、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を用いた自然実験の論文(田淵貴大氏との共著)、固有振動接合関数に関する論文が、査読を経て採択された。稲増は、著名人が持つ政治的影響力に着目し、これを操作した場合に彼らの政治的発言に対する有権者の態度がどのように変化するかを、クラウドソーシングを通じた実験で検証した。遠藤は、候補者の所属政党に関する能力のどのような側面が日本の有権者の候補者選択に影響を与えているかを検討する調査実験を実施し、2024年4月実施のMPSAにて報告した。尾野は、移民に対する日常的な差別の有無に関する実験を行った。また、三輪とともに、不正確な情報を信じる被験者に正しい情報を与えた場合に、情報が更新されて政治態度が変化するかを検証するために、経済格差や賃金格差の実態の事例を用いたサーベイ実験を実施した。善教は、選挙啓発のメッセージカードが投票率に与える効果を検証するためのフィールド実験を芦屋市で実施した。その実験後には、無作為抽出された芦屋市民を対象とする郵送調査も実施した。三輪は、「差別」概念の理解を人間とChatGPTに尋ねる実験の予備調査結果を計量・数理政治研究会で報告した上で、本調査を実施した。また、政治家の性別による政策的主張の説得力の差を検証する実験の結果を日本選挙学会で報告し、ドゥテルテ大統領の支持率を測定したリスト実験に関する論文を出版した。12月1日に実験実施前公開研究集会を開き、福元が認知的企業数に関する実験の結果と計画、尾野が移民に対する差別に関する実験計画、尾野と三輪が社会格差の情報付与に関する実験と選挙制度と立候補意欲に関する実験の計画をそれぞれ報告した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (19件) (うち国際学会 6件、 招待講演 3件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
数理科学
巻: 62 ページ: 39-46
Social Science Japan Journal
巻: Virtual Special Issue ページ: -
選挙研究
巻: 39(2) ページ: 105-117
社会と調査
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Political Behavior
巻: - ページ: -
10.1007/s11109-024-09920-2
Research & Politics
巻: 10 ページ: -
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Journal of Elections, Public Opinion and Parties
10.1080/17457289.2023.2293198
Journal of East Asian Studies
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10.1017/jea.2023.18