本研究の目的は、サブサハラアフリカで斬新なフィールド実験を行うことで、女性の保健行動を理解し、リプロダクティブヘルスケア・母子保健サービスの利用を促進する政策介入を考案することである。ナイジェリアで行った3先行実験を発展させ、3つのフィールド実験を、性生活・避妊・家族計画・産前、出産、産後・育児の各ステージで行う。 幼児予防接種・妊娠検査・施設分娩の促進という3テーマはいずれも開発途上国の深刻な問題であり、社会的重要性も高い。女性の保健行動を理解し、リプロダクティブヘルスケア・母子保健サービスの利用を促進する政策介入を考案することが本研究で達成されれば、研究成果は学界のみならず、一般社会への波及効果も十分期待できる。
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