研究課題
基盤研究(A)
近年の日本におけるスチュワードシップコードやコーポレートガバナンスコードの改革が、日本企業のガバナンス構造、所有構造、雇用システム、財務政策などに与えた影響について、具体的な研究課題ごとに研究者を配した研究組織を構築し、データ整備とそれに基づく包括的分析に取り組む研究計画である。日本経済を再生する上で、企業行動の質的変換ならびにそれを可能にするためのコーポレートガバナンス改革は、重要で緊急性の高い研究課題である。近年の日本のコーポレートガバナンス改革のインパクトに注目して、ガバナンス構造変化の把握、雇用システムとの関係、資本効率や企業行動との関係などが追及され、日本のコーポレートガバナンスの進化と機能の包括的解明がもたらされることが期待される。