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2022 年度 研究成果報告書

愛着障害の新たな客観的診断・支援法の開発ー少子化社会を克服するための戦略ー

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00617
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分9:教育学およびその関連分野
研究機関福井大学

研究代表者

友田 明美  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (80244135)

研究分担者 水野 賀史  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (50756814)
藤澤 隆史  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (90434894)
島田 浩二  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教 (00711128)
牧田 快  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 特命助教 (10726607)
滝口 慎一郎  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (70382926)
松崎 秀夫  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (00334970)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード愛着障害 / アタッチメント / マルトリートメント / 脳MR画像 / エピゲノム / オキシトシン点鼻 / 子ども虐待 / 養育者支援
研究成果の概要

虐待などの不適切な養育「マルトリートメント」を受けて反応性愛着障害を発症した子どもたちを対象に実施された脳画像研究では、オキシトシン経鼻投与による神経報酬処理への影響を世界初で解明した。本研究成果はFront Child Adolesc Psychiatry誌に掲載された。同障害の病態解明および病態特徴に基づく治療薬開発など、臨床応用への発展に貢献した。新たにゲノムデータを蓄積し、脳画像データとの組み合わせにより、脳画像遺伝学研究を推進しており、稀少疾患等の生体試料・データの既存リソースとして、遺伝子データについてはCINレジストリに登録し、パブリックデータベース(AMAZE)へ公開した。

自由記述の分野

小児精神発達学

研究成果の学術的意義や社会的意義

子どもの愛着障害リスク因子であるマルトリートメントは、危機状況にある子育て困難な親子・家族を見極めるための目安として重要である。近年、少子化・核家族化やコミュニティ崩壊に経済不況等の世相が加わり、特別な家族の問題ではなく、どの家庭にも起こりうるものとして捉えられるようになった。生物学的エビデンスを有する新規診断・個別化支援法の研究開発を目指した本研究は、保育や学校現場での同障害児に対する早期発達支援につながり、今後の教育学(子ども学)領域の発展に寄与するものである。更に、これまでにない世界初となるデータベースの開発を通じ、“画像医学研究分野の成果を、未開の研究分野へと展開する”ことに貢献した。

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公開日: 2024-01-30  

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