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2021 年度 実績報告書

戦後日本の教育労働運動の構造とそれが教育政治に与えた影響に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H00625
研究機関日本大学

研究代表者

廣田 照幸 (広田照幸)  日本大学, 文理学部, 教授 (10208887)

研究分担者 森 直人  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10434515)
二宮 祐  群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 准教授 (20511968)
丸山 和昭  名古屋大学, 高等教育研究センター, 准教授 (20582886)
香川 七海  日本大学, 法学部, 准教授 (20816368)
冨士原 雅弘  日本大学, 国際関係学部, 准教授 (30339238)
長嶺 宏作  帝京科学大学, 教職センター, 准教授 (30421150)
太田 拓紀  滋賀大学, 教育学部, 教授 (30555298)
小野 方資  福山市立大学, 教育学部, 准教授 (30569827)
末冨 芳  日本大学, 文理学部, 教授 (40363296)
神代 健彦  京都教育大学, 教育学部, 准教授 (50727675)
田中 真秀  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (50781530)
高木 加奈絵  倉敷芸術科学大学, 学内共同利用施設等, 講師 (50880978)
徳久 恭子  立命館大学, 法学部, 教授 (60440997)
岩田 考  桃山学院大学, 社会学部, 教授 (60441101)
宇内 一文  常葉大学, 健康プロデュース学部, 准教授 (60546266)
荒井 英治郎  信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (60548006)
金子 良事  阪南大学, 経済学部, 准教授 (60771128)
筒井 美紀  法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70388023)
布村 育子  埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (70438901)
古賀 徹  日本大学, 通信教育部, 教授 (90297755)
植上 一希  福岡大学, 人文学部, 教授 (90549172)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード教職員組合 / 教育労働運動 / イデオロギー / 政治的対立 / 革新
研究実績の概要

本研究は、日本教職員組合(日教組)の1950年代から1980年代末までの期間を研究対象に据え、日教組が所蔵する非公開史料の特別な利用、日教組幹部OBのヒアリングや私文書の活用により、それぞれの時期に日教組内部でどのような論争や対立があり、それが結果的に日教組の運動にどういう方向性を与えたのかを、労働運動と教育運動の両面から分析する。保守対革新、文部省対日教組という単純な2項対立の図式で描かれることが多かった日教組運動史を、多様なイデオロギーのグループ間のダイナミックな相互作用過程としてとらえ直していく。
2021年度は、第一期グループ及び教研グループが1940-50年代の史料を使って、研究を進めた。第二期グループは、給与・労働運動の両面から、大会議事録等を中心に検討を進めた。第三期グループ及び国民教育研究所は、元所員のヒアリングと寄贈された私文書の整理を進めた。また、グループ横断的な連続勉強会を、夏、秋、冬の3期にわたってZoomで開催した。日教組が所蔵する史料に関して、劣化が進む重要資料に関して選定リストを作ってデジタル化作業も進め、すでにデジタル化した史料の簿冊リスト・事項索引の作成も進めた。OBのヒアリングも数人を対象に進めた。
また、2021年8月の日本教育学会大会、9月の教育史学会で、何人かのメンバーが報告を行うと共に、2021年12月にこれまでの成果の一部分を研究報告書としてまとめることができたが、同報告書では、今後のさらなる研究成果のとりまとめや公表に向けて基礎的な問題を究明しておくべき論点に関して、いくつかの論文がまとまった。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 1958-63年の日本教職員組合における中央執行委員の派閥分類の試み2022

    • 著者名/発表者名
      広田照幸
    • 雑誌名

      教育学雑誌

      巻: 58 ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教育公務員特例法制定時の日本教職員組合の国会闘争2022

    • 著者名/発表者名
      高木加奈絵
    • 雑誌名

      倉敷芸術科学大学紀要

      巻: 27 ページ: 59-97

  • [雑誌論文] 平垣派の形成と解体――1950年代日教組における路線選択――(上)2022

    • 著者名/発表者名
      広田照幸
    • 雑誌名

      研究紀要(日本大学文理学部人文科学研究所)

      巻: 103 ページ: 45-68

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 戦後日本における教員社会の展開と地域社会運動――京都府丹後地域の青年教員の動向を中心に2021

    • 著者名/発表者名
      富山仁貴
    • 雑誌名

      ヒストリア

      巻: 289 ページ: 161-189

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 書評リプライ 富山仁貴氏の書評へのリプライ2021

    • 著者名/発表者名
      広田照幸
    • 雑誌名

      教育史フォーラム

      巻: 16 ページ: 135-145

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 書評 広田照幸編『歴史としての日教組』上・下2021

    • 著者名/発表者名
      富山仁貴
    • 雑誌名

      教育史フォーラム

      巻: 16 ページ: 121-134

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 1950年代初頭における労働者同志会の結成と日教組幹部2021

    • 著者名/発表者名
      広田照幸
    • 雑誌名

      研究紀要(日本大学文理学部人文科学研究所)

      巻: 102 ページ: 75-102

    • 査読あり
  • [学会発表] 旭丘中学校事件に関する日教組所蔵速記史料の解読2021

    • 著者名/発表者名
      布村育子・広田照幸・高木加奈絵
    • 学会等名
      教育史学会第65回大会
  • [学会発表] 平垣派の形成と解体―1950年代日教組における路線選択―2021

    • 著者名/発表者名
      広田照幸
    • 学会等名
      日本教育学会第80回大会
  • [学会発表] 日本教職員組合の平和運動のスタートを探る2021

    • 著者名/発表者名
      布村育子・広田照幸・宇内一文
    • 学会等名
      日本教育学会第80回大会
  • [図書] 『戦後日本の教職員組合と社会・文化(その3)』(令和元~3年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(A)(一般)「戦後日本の教育労働運動の構造とそれが教育政治に与えた影響に関する実証的研究」(課題番号19H00625)研究成果第3次報告書2021

    • 著者名/発表者名
      広田照幸編
    • 総ページ数
      164
    • 出版者
      埼玉学園大学人間学部布村育子研究室

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公開日: 2022-12-28  

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