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2022 年度 研究成果報告書

複合環境下における圧力誘起物性現象の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00648
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分13:物性物理学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

上床 美也  東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)

研究分担者 摂待 力生  新潟大学, 自然科学系, 教授 (00251041)
渡辺 真仁  九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (40334346)
繁岡 透  山口大学, その他部局等, 名誉教授 (50167441)
藤原 直樹  京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (60272530)
郷地 順  東京大学, 物性研究所, 助教 (20781280)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード高圧力 / 超伝導 / x線構造解析 / 近藤効果 / 単結晶
研究成果の概要

本研究は、各種圧力誘起超伝導の発現機構の解明および新規圧力誘起物性現象の開拓を目的に行った。本研究の成果としては、CeNiC2及び、CeZnを中心に高圧下での各種物性測定結果を報告する。特に、圧力で誘起される各種相における磁気構造の起原を明らかにし、CeNiC2ではCe間の最近接距離の方向が高圧下で変化する事を明らかにした。また、新規圧力誘起物性現象として、CeZnにおいて、5GPa以上で超伝導が出現すること、高圧下で3つの結晶構造相転移が起こることを発見した。その他に、CrGeTe3、KMn6Bi5等の各種物質で出現した圧力誘起相転移現象を学術誌に発表した。

自由記述の分野

高圧低温物性

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、従来のBCS理論では説明出来ない圧力誘起超伝導物質が数多く報告され、その超伝導起源を明らかにする事は急務であった。本研究を行うことにより、CeNiC2においては、超伝導の起原として価数揺らぎがその本質である事を確認し、量子臨界点が出現する過程では結晶を構成する元素位置の理解が重要である事を指摘した。また、本研究により研究室設置のx線装置を用いた単結晶構造解析技術の確立に成功し、高圧下での結晶構造パラメータを比較的容易に決定する事が可能となった。

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公開日: 2024-01-30  

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