研究課題
基盤研究(A)
SuperKEKBのBelle II検出器において、ピクセルセンサー基板の上にCMOS回路を直接構築するとともに、信号処理用CMOSチップを接合する「3D積層技術」を採用して、各ピクセルの読み出し性能を強化する。本研究課題は、これによって検出器のバックグラウンドに対する耐性を向上させることを目的としている。Belle II検出器に設計性能を発揮させ、実験を成功させるための本質的な技術開発である。研究代表者らのグループは当該技術開発をリードしており、遂行上の強みが認められる。また、この開発によってセンサーの細密化や高速化の流れが促進されると考えられるため、他の広い分野への波及効果も期待できる。