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2023 年度 研究成果報告書

多重AGNの統合研究で紐解く超巨大ブラックホールの起源

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00697
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分16:天文学およびその関連分野
研究機関筑波大学

研究代表者

梅村 雅之  筑波大学, 計算科学研究センター, 特命教授 (70183754)

研究分担者 長尾 透  愛媛大学, 宇宙進化研究センター, 教授 (00508450)
松田 有一  国立天文台, アルマプロジェクト, 助教 (20647268)
高橋 労太  苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (40513453)
大内 正己  東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40595716)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード巨大ブラックホール / 活動銀河核
研究成果の概要

本研究の目的は,最先端の理論と観測による多重AGNの統合研究により超巨大ブラックホールの起源を紐解くことにある。理論では,多重AGNの発現のシミュレーションのために必要な近似の無い3次元一般相対論的輻射輸送コードを開発すると共に,超エディントン降着における光子捕獲を扱うための相対論的輻射拡散の解析解の導出を行った。観測では,すばる望遠鏡主焦点超広視野カメラ(HSC)用狭帯域フィルターNB506を新たに製作し,既存のNB497, NB515, NB527フィルターと組み合わせることで,COSMOSフィールドにおいて多重AGN候補となる広輝線天体のサーベイを行った。

自由記述の分野

宇宙物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多重AGNは,超巨大ブラックホール―銀河バルジ関係を解明する鍵となる可能性があるが,本研究で行った一般相対論的輻射輸送コードの3次元への拡張ならびに光子の相対論的拡散過程の解析解の導出は,多重AGNが物理的にリンクして生まれる過程を明らかにするために必要な輻射流体プロセスを精密にシミュレーションするための基本ツールとなる。また,本研究で開発した狭帯域フィルターNB506は,既存のNB497, NB515, NB527フィルターと組み合わせることで,今後赤方偏移2~3における大規模なAGNサンプルの構築を可能にする。

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公開日: 2025-01-30  

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