研究課題
基盤研究(A)
スーパーローテーションに代表される金星大気大循環に関する力学的事象を解明しようとする課題である。観測衛星「あかつき」のデータを使い「データ同化」の手法を新規に取り入れ、金星大気循環を駆動する力学モデルを構築する。その結果を「あかつき」観測にフィードバックさせ、より有効な金星大気観測が行えるようにする。自転速度の数十倍で回転している金星大気特有の運動であるスーパーローテーションを駆動している循環構造が解明されることの意義は大きい。さらに、本研究で生成されるデータは、 世界初の金星大気同化データとして世界に公開し、 金星大気、地球大気及び惑星大気全般の理解の礎となるモデル研究としての役割も果たすことが期待される。