研究課題/領域番号 |
19H00724
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野村 龍一 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (40734570)
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研究分担者 |
西原 遊 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 准教授 (10397036)
東 真太郎 東京工業大学, 理学院, 助教 (60771293)
上杉 健太朗 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門, 主席研究員 (80344399)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 地球内核 / ダイナミクス / 回転式ダイヤモンドアンビル装置 / 地震波構造 / 高圧高温変形実験 |
研究実績の概要 |
本課題では、超高圧高温環境下での変形実験が可能な回転式ダイヤモンドアンビル装置と放射光X線測定系の高度化を行い、地球内核圧力温度までの定量的変形実験を可能にすることを目指している。 本年度は、大型放射光施設SPring-8における実験系の高度化を行った。具体的には高圧高温変形機構(真空チャンバー付きギアボックス)の改造および輻射温度測定用分光器の導入を行った。また、超高圧高温環境下における金属鉄の力学データの取得を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
(現状の)1200ケルビン以上の高温環境での実験を行うため、輻射温度測定のための分光器を導入したほか、高圧高温変形実験装置(真空チャンバー付きギアボックス)を輻射温度測定が可能なように再設計し製作を完了した。また、この装置による放射光X線を用いた高い空間分解能での力学データの取得も成功しているため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き内部抵抗加熱法の導入および放射光X線測定系の高度化を行うことで、地球内核の圧力温度環境下における変形実験を目的とした技術開発を行っていく。また地球内核を構成すると考えらえている鉄-軽元素系での変形実験も同時に進めていく。
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