本研究では、フィードバックループを有する筋駆動マイクロロボットを実現するための基盤技術として、研究代表者らが有する微細加工技術および3次元細胞組織構築技術を用いることによって、筋組織によるアクチュエータとセンサを統合してモジュール化した筋組織アクチュエータを作製することを目指している。 本研究計画のアクチュエータが実現すると、運動制御が可能なマイクロロボット開発への道が拓けるので、その実用的価値は大きい。ビジョンベースの制御に対し、マイクロセンサをソフトアクチュエータに組み込む試みは、創造的で波及効果が高く、汎用性や発展が考慮されており、学術的・社会的意義は高い。
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