軽元素を利用した新しい物質合成法の反応メカニズムの解明と磁石材料設計指針の構築

2019 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 19H00753
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分21:電気電子工学およびその関連分野
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 佐久間 昭正 東北大学, 工学研究科, 教授 (30361124)
• 研究分担者: 飛世 正博 東北大学, 工学研究科, 学術研究員 (30766762) ; 土井 正晶 東北学院大学, 工学部, 教授 (10237167) ; 齊藤 伸 東北大学, 工学研究科, 教授 (50344700) ; 吉村 哲 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (40419429) ; 福島 潤 東北大学, 工学研究科, 助教 (80634063) ; 三浦 大介 東北大学, 工学研究科, 助教 (90708455) ; 小田 洋平 福島工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (80751875) ; 栂 裕太 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 磁性・スピントロニクス材料研究拠点, NIMSポスドク研究員 (70641231)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2020-03-31

審査結果の所見の概要

軽元素（H、C、O、N）を利用した新しい物質合成法の反応メカニズムを解明するとともに、軽元素がFe合金の磁性に与える影響を理論計算によって解析する。この新しい物質合成法と理論計算の結果を融合し、軽元素を含む希土類フリー磁石材料の材料設計指針を構築する。
希土類に依存しない磁性材料の合成は、資源に乏しいわが国にとっては重要な課題である。ネオジウム磁石とフェライト磁石の中間を目指す明確な目的を持っており、軽元素を活用しながら中間物質を経由して物質合成を行うという手法は学術的にも独創的である。