研究課題
基盤研究(A)
1軸や2軸の能動制御型ベアリングレスモータの大型化および反磁性体を利用した全軸受動型ベアリングレスモータの基礎検証を目的とした研究である。反磁性体を用いると静的な磁界中で磁性体を安定的に浮上させられる可能性があり、この原理などを利用して能動制御軸を1軸未満とする方式、あるいは、全く能動制御を行わない方式のベアリングレスモータを検討する。1軸能動制御型ベアリングレスモータの能動制御が必要な速度限界を低減することや、反磁性体を利用した全軸受動型ベアリングレスモータの基礎検証は学術的に意義深い。静的な磁界中で磁性体を安定的に浮上させることができないことはアーンショウの定理から導かれるが、反磁性体を用いると原理的には浮上が可能になる。常温での反磁性は非常に弱いため、安定的に浮上させるための課題解決に期待したい。