研究課題
今年度は、二次元人工磁気格子ベースのスピン波ロジック回路作製にむけて、前進体積スピン波に対するマグノニック・バンドギャップを発現可能な、二次元マグノニック結晶の設計を行った。設計は、三次元モデルを使った磁化ダイナミクスを計算するとともに、高周波応答を計算することで行った。これに加えて、サブミクロン厚の磁性酸化物膜の作製を行った。さらに、マグノニック結晶作製に必要な重金属の成膜準備を行った。
2: おおむね順調に進展している
当初予定通り、本研究室で作製可能な二次元マグノニック結晶の設計および作製に必要な構成要素の準備が進んだ。三次元シミュレーターを用いた計算によるマグノニック結晶の設計を行った。また、申請時に掲げていた現有の成膜装置、磁化特性評価装置等の修理・改造がほぼ完了し、成膜条件の確立が予定通り進んでいる。
2019年度に設計した内容をもとに、実際にマグノニック結晶の作製を行い、評価する。二次元スピン波導波路で重要な深いバンドギャップ形成のための構造因子を解明を目指す。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 4件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 7件、 招待講演 9件) 備考 (1件)
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