研究課題
基盤研究(A)
行動観察調査によって行為と空間の関係を読み解き、空間評価を行うことが困難である重度要介護高齢者を対象とした研究課題である。医学系・建築系の研究者が学際的研究チームを構成し、医学・生理学的指標を用いた新たな建築空間強化手法を開発し、健康状態の重度化に対応した居住環境の在り方について検討することを目論んでいる。従来まで研究対象とすることが困難であった重度要介護高齢者を対象としており、新しい学際的研究成果が期待される。本研究の独自性は、重度要介護高齢者のための空間評価を「外環境-脳活動-表情」の関係で試みるところにある。この方法は乳幼児、障碍者のための空間評価にも応用できる汎用性がある。