研究課題/領域番号 |
19H00795
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
孔 相権 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (80514231)
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研究分担者 |
宮崎 崇文 愛知工業大学, 工学部, 講師 (20802581)
三谷 智子 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 客員研究員 (30378757)
村上 由希 関西医科大学, 医学部, 講師 (50580106)
三浦 研 京都大学, 工学研究科, 教授 (70311743)
今村 行雄 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (90447954)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 脳血流 / 表情 / 空間評価 / 高齢者 / 健常者 |
研究成果の概要 |
新型コロナウイルスの影響により大幅な研究計画変更を余儀なくされた。調査対象予定であった特別養護老人ホームでの実験が研究期間中3年間実施不可能となったため、実験室内でより精緻に健常高齢者と健常若年者の脳活動を測定し、高齢者と若年者の脳活動の差異を検証した。 高齢者と若年者に全く同一の視覚-聴覚情報を提示し、脳全域の脳活動をfMRIで測定した結果、脳の特定領域において高齢者と若年者間に統計的に有意に脳活動の差異が認められた。
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自由記述の分野 |
建築計画
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同一刺激に対し、高齢健常者と若年健常者間で脳活動に相違が認められたということは加齢により人間の空間認知に差異が発生する可能性が高いことを示唆する。これは、空間の嗜好にも影響を及ぼすことが予想され、施設側が想定する高齢者にとっての望ましい空間と実際に居住する高齢者が望ましいと感じる空間に齟齬が生じている可能性がある。そうした齟齬を埋める際、本研究で得られた成果は有用であり社会的意義を有すると考える。
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