溶融塩中で行う独自開発の極低酸素ポテンシャル雰囲気制御技術を駆使し、チタン粉末から不純物酸素を除去すると同時にその場焼結する革新的粉末冶金法の確立を目指す基礎的研究である。原料粉末よりも低酸素濃度のチタン製品を製造する新規焼結法の開発・確立により、低コストチタン構造体創製の飛躍的な拡大を志向している。 チタン材料の粉末冶金分野において永年の懸案とされた材料内酸素濃度低減の課題を、独自開発の雰囲気制御・同時焼結技術の活用により解決する提案であり、本研究の遂行により、高品位チタン焼結体創製における基礎原理確立としての学術的貢献とともに、高品位チタン構造体の飛躍的な適用範囲の拡大としての実用上の貢献性も併せて期待される。
|