研究代表者がこれまで開発してきた「ダイヤモンド電極」のさらなる機能向上を目指し、安定性・耐久性を兼ね備えた高機能の「革新的sp3機能電極材料」の開発を行った。具体的には、不純物ドープ炭化ケイ素(SiC)電極の創製とともに、従来のダイヤモンド電極の優位性を最大限活かした「高機能性ダイヤモンド電極」の創製を行った。例えば、sp3ダイヤモンド電極において、不純物sp2炭素成分やホウ素濃度などの重要なパラメーターの影響を詳細に検討することで、機能発現におけるそれらの寄与について調べた。特に、CO2の電解還元性能に関して、それらの要因について明らかにするとともに、応用展開への知見を得た。
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