研究課題/領域番号 |
19H00842
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
|
研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
吉塚 和治 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (70191567)
|
研究分担者 |
大島 達也 宮崎大学, 工学部, 教授 (00343335)
西浜 章平 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (00347668)
武井 孝行 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (90468059)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
審査結果の所見の概要 |
リチウムイオン電池の利用拡大に伴い、リチウム資源の確保は我が国の緊急の課題となっている。研究代表者らが開発した二酸化マンガン系の吸着剤は、世界で最も高効率の吸着剤として大きなLi選択性を有する。今回の提案のポイントは、実際の地熱水から大量の夾雑金属イオンが含まれる中から微量のLiのみを選択的に回収するプロセスを総合的に構築する点にあり、その達成が期待される。 Li資源の確保は、我が国の重要な課題であり、高効率の分離プロセスの構築が望まれている。本研究では、実際の地熱水をモデルに、研究代表者が独自に開発した高効率吸着剤を活用し、総合的にLi回収の高効率プロセスが検討され、その達成に期待が持てる。今回の地熱水のケースのみならず、様々なLi資源に応用展開できるような社会基盤技術としての確立が望まれる。
|