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2022 年度 研究成果報告書

単一イオンチャネル分子/バイオ二次元物質ハイブリッド膜の機能解析と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00846
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

平野 愛弓  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80339241)

研究分担者 但木 大介  東北大学, 電気通信研究所, 助教 (30794226)
馬 騰  東北大学, 材料科学高等研究所, 助教 (10734543)
山本 英明  東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (10552036)
小宮 麻希  東北大学, 電気通信研究所, 助教 (00826274)
戸澤 譲  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90363267)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード単一イオンチャネル / バイオ二次元物質 / 脂質二分子膜 / 微細加工技術
研究成果の概要

薬物副作用の問題で注目される心筋のhERGチャネルタンパク質を,in vitro発現系を用いて無細胞合成し,これをSiチップ中で安定化した脂質二分子膜中に包埋することにより,薬物副作用によるチャネル閉塞作用について1分子レベルで定量化した.さらに,このアプローチを様々なhERG遺伝子型に拡張することにより,個別化医療のための副作用リスク評価につなげていく,という新コンセプトを提案した.また,従来の膜垂直方向の電圧に加えて,膜に平行な電圧(膜平行電圧)を印加可能な人工膜プラットフォームを構築し,電位依存性チャネルやナノ材料が誘起する膜貫通電流が膜平行電圧の印加によって増強される現象を発見した.

自由記述の分野

バイオエレクトロニクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

無細胞合成hERGチャネルと脂質二分子膜系の融合によりhERG遺伝子型と薬物副作用リスクのデータベースが構築できれば,未来の個別化医療における適切な治療薬の選択の一助となる.また,細胞膜における膜平行電圧は,従来の膜貫通電圧とは全く異なる新しい概念であり,これに基づく膜タンパク質のための新規機能計測場を創出できれば,細胞膜科学における新学理の創出につながると期待される.

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公開日: 2024-01-30  

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