研究課題
基盤研究(A)
独自の知見に基づく新しい希土類アルキル触媒を開発し、それらを用いて、例えば、C-H結合活性化を伴うアルジイミンとアルケンとの立体選択的な環化反応やキノリンとアルキンによる不斉スピロ環構築反応、非極性オレフィンと極性オレフィンとの精密共重合による機能性ポリマーの創製など、従来では実現困難であった新しい化学変換反応の開拓や新機能性材料の創製に成功した。
有機金属化学 触媒化学 有機合成化学 高分子化学
本研究の成果は、有機金属化学や触媒化学、有機合成化学、高分子合成化学などの基礎科学分野の新しいフロンティアの開拓のみならず、新たな知財の形成や新産業の創出にもつながることが期待できる。例えば、本研究で創製された新規自己修復ポリマーは、空気中だけでなく、水や酸、アルカリ性水溶液中でも優れた自己修復性能を示し、従来のものでは見られない実用性の高い新機能性材料として多方面から大きな期待が寄せられている。