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本研究は、ビニルモノマー共重合体の側鎖配列（シークエンス）を制御し、制御されたシークエンスが根幹構造因子となる機能性高分子材料を創出することを目的としており、シーケンス制御された各種共重合体と非制御の共重合体をつくり分け、それらの特性比較からシークエンスに由来する基礎物性を明らかにする研究である。
付加重合プロセスでモノマーシークエンスを自在に制御することは、高分子合成化学における大きな挑戦的課題である。本提案課題では、合成法の新規開拓に留まらず、材料としての応用を視野に入れた物性・機能面への展開の構図も明記されており、研究成果は高分子のシークエンス科学に新潮流をもたらすと期待される。
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