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2023 年度 研究成果報告書

スマネン科学2.0:基礎化学から材料科学へ

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00912
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

櫻井 英博  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (00262147)

研究分担者 燒山 佑美  大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (60636819)
福島 孝典  東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70281970)
岸 亮平  大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (90452408)
中野 雅由  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (80252568)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードスマネン / ソフトマテリアル / 錯体高分子 / 一重項励起子分裂系 / 誘電応答 / セシウムイオン選択認識
研究成果の概要

湾曲構造に由来するスマネンやその類縁体、集合体のユニークな特徴を最大限に生かし、真に日本独自のマテリアルとして成長させるための発展研究を行った。スマネンの独自の集合構造がもたらす成果として、シングレットフィッション分子としての可能性を示したほか、溶液中での超分子ポリマーの形成、ディスコティック液晶における超粘弾性の発現などを見出した。スマネンの動的自由度がもたらす成果として、ネットワーク錯体の合成や、フルオロスマネンによる結晶中での誘電応答、さらにはモノフルオロスマネンの立体選択的結晶化と異なる誘電応答特性などを見出した。さらに、スマネンの形状を利用したセシウム選択的認識なども実現した。

自由記述の分野

有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の成果のほとんどはスマネンの有する「湾曲構造」とりわけ「お椀構造」でないと実現しない現象であり、通常の平面型共役化合物の性質とは完全に一線を画している。スマネンの独自性を明らかにすることができたことで、この日本発信の化合物を、真のマテリアルへと昇華させるプロセスを醸成できたのではないかと確信している。

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公開日: 2025-01-30  

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