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2022 年度 研究成果報告書

比較ゲノム解析とインビトロ吸器培養系を活用した寄生植物組織接続機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H00944
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分39:生産環境農学およびその関連分野
研究機関大阪公立大学 (2022)
大阪府立大学 (2019-2021)

研究代表者

青木 考  大阪公立大学, 大学院農学研究科, 教授 (30344021)

研究分担者 星野 敦  基礎生物学研究所, 分野横断研究ユニット, 助教 (80312205)
横山 隆亮  東北大学, 生命科学研究科, 講師 (90302083)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード寄生植物 / ネナシカズラ / 探索糸 / 比較ゲノム / インビトロ吸器培養系
研究成果の概要

寄生植物アメリカネナシカズラが、相手の植物に寄生する時に付着し相手植物と接続するためのいくつかのメカニズムが明らかになった。第一に、寄生の初期過程に粘着性細胞壁多糖の生成と、相手の細胞壁の分解に関わるCcERF52A/B転写因子を同定した。第二に、寄生に必要な吸器という器官の発生を制御する接触刺激の感受に必要なイオンチャネル遺伝子を同定した。第三に、吸器の成長と通導要素になることがサリチル酸で抑制された。第四に相手植物と細胞同士で繋がる事を制御している転写因子を候補化できた。

自由記述の分野

生産環境農学およびその関連分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

寄生は細菌から動植物に至る様々な生物に見られる現象であるが、すべての場合において寄生する生物と寄生される生物、すなわち宿主、は物理的な接触をもつ。「植物に寄生する植物」である寄生植物も例外ではなく、寄生植物はまず宿主植物と物理的に接触し、組織や細胞のレベルで相手と接続をつくることで水や養分を奪う。本研究の成果は、この付着や接続に関わる遺伝子、ホルモン等の要因を明らかにしたもので、これらの成果は寄生植物による農作物への被害を持続的な方法で制御するために役立つ期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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