研究課題
基盤研究(A)
我が国において重要な漁獲対象種となっているブリ類(ブリ、ヒラマサ、カンパチ等)について、その主要な産卵場となっている東シナ海における産卵生態をバイオロギングにより調査するとともに、ゲノム解析による系統類縁関係を再精査し、ブリ類の由来と進化の過程を明らかにする。バイオロギング研究とゲノム解析研究を融合して資源研究を行うという点で独創的であり、今後のブリ類の持続的利用に重要な知見を提供するとともに、ブリ類養殖のための育種情報の提供にも繋がる波及効果の高い課題と評価できる。調査海域の一部となる台湾の研究機関との協力関係も確立されているなど、研究を行うための準備態勢も十分である。