神経軸索再生を制御するシグナル伝達ネットワーク機構

2019 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 19H00979
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 松本 邦弘 名古屋大学, 理学研究科, 名誉教授 (70116375)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2022-03-31

審査結果の所見の概要

研究代表者はこれまで線虫C.elegansをモデルに用いて神経軸索の再生を制御するシグナル伝達機構の解明に大きな貢献をしてきた。本計画はこれまでの圧倒的な成果の蓄積を基に分子遺伝学的手法を用いて複雑なシグナル伝達ネットワークの全貌解明に迫ろうとするものである。
独立した4つの計画が用意されている。それぞれの研究テーマは、解答としての仮説が提案されており、その意味で成熟した内容の優れた提案である。たとえ１つが挫折しても他でブレイクスルーが得られる可能性が高く、この研究成果は、将来損傷した神経の再生医療につながる可能性が高く、社会的な要請度も高い。