研究課題
基盤研究(A)
本研究は、[NiFe]ヒドロゲナーゼの触媒する「水素分解・合成反応、水素-重水素交換反応およびオルト-パラ核スピン変換反応」における反応機構と、タンパク質内高効率プロトン伝達機構解明のための構造基盤を高分解能中性子結晶解析やラマン分光法などにより確立し、新規酵素電極の開発やモデル化合物の設計に資することを目指すものである。本研究は、[NiFe]ヒドロゲナーゼの触媒する反応の詳細な解明にとどまらず、高効率プロトン移動を可能にするタンパク質機能場の一般的理解に繋がる可能性がある。