本研究では、プロテアソームの細胞生理学的理解を深めるため、プロテアソームの機能減弱マウスや発現レベル・局在活性レベルを可視化したマウスなどを作出し、個体レベルでのプロテアソームの動態や機能を解析する。また、新たに見出したストレスに応答して生じるプロテアソーム顆粒についてもその時空間的なダイナミズムを解析する。 個体レベルのプロテアソームの動態・機能解析はほとんど手が付けられていない研究であり、今後のプロテアソームの生理学・病理学研究に大きな波及効果をもたらすことが期待される。またストレス惹起性の顆粒形成応答の研究はプロテアソーム研究に全く新しい側面を開拓するものである。
|