2019 年度審査結果の所見

幼弱神経系における興奮形態形成連関による回路形成制御機構

研究課題

研究課題/領域番号	19H01007
研究種目	基盤研究(A)
配分区分	補助金
応募区分	一般
審査区分	中区分46:神経科学およびその関連分野
研究機関	東京大学
研究代表者	尾藤晴彦東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
研究期間 (年度)	2019-04-01 – 2022-03-31
審査結果の所見の概要	本研究課題は、マウス脳発達期ニューロンでのL型カルシウムチャネル依存性の新たなカルシウム流入機構(SRCaT)の解明を目指す。SRCaTの発生機序や下流シグナル伝達経路を解明し新たな脳回路形成機構を明らかにするとともに、SRCaT破綻が自閉症など神経発達障害の分子機構となりうる可能性を明らかにする。 SRCaTは、研究代表者が高性能カルシウムインディケーターを開発することにより発見した新規カルシウム動態であり、学術的独自性の高い研究課題といえる。SRCaTの理解を深めることで新たな脳回路形成メカニズムや脳発達障害の原因メカニズムが解明され、新分野を切り開く研究として発展することが期待される。