研究課題
基盤研究(A)
薬用資源植物の統合ゲノム科学を推進することを目的として、甘草属の複数種や栽培系統のゲノム配列情報やメタボロームデータ等を統合し、有効成分産生の重要形質を決定するゲノム領域や遺伝子を同定する。本課題を実施することにより、植物の化学的多様性のゲノム起源を解明するとともにゲノム多様性を有効利用する道を拓く。薬用資源植物の化学的多様性について、最先端のゲノム科学やメタボローム解析手法を導入することにより、より根源的な生命情報を得ようとする研究であり、大きな学術的成果が期待できる。得られる遺伝情報に基づく薬用成分生産や優良系統選抜など波及的な発展も期待できる。