研究課題
従来の左右決定器官としてのノード結節 (ゼブラフィッシュKupffer's vesicle(KV)) 依存性の左右決定機構つまり、KVの繊毛回転非依存性の左右決定機構についての実験を行った。KV胞の形成前からはdorsal forerunner cell (DFC) が内胚葉由来であることを確認して、KV構成内胚葉細胞(sox17) 陽性細胞のCa2+シグナルには大きな左右差がないことから、これらの細胞が内胚葉細胞としてK Vが消失後に左右差のある臓器構成細胞になるかを検討した。Tg(sox17:KikGR) はphotoconversion前後で、SOX17陽性細胞を蛍光色の相違で空間的に区別することが可能であった。これまでの研究でKVのみのPhotoconversionではKV 構成細胞がノトコードと体節となることがわかったが、K Vの形成後にすでにK V内の左右決定因子による左右差決定機構が働いている内胚葉細胞についても検討するために、KVの吻側と尾側、さらには、KVの両側の系譜解析をphotoconversion後に行った。昨年度から課題であったTg(spaw:EGFP)では検討できないSpaw分子の転写活性化の可視化から分泌されたSpawがどこまで到達するのかを調べる系の立ち上げのためのノックイン手法の確率を行った。蛍光タグをSpaw遺伝子のC末端にタグとして発現可能なデザインを完了してCRISPR/Casによる効率的なノックインの選択に水晶体で蛍光を同時に発現する遺伝子の作成も行った。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件) 備考 (1件)
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