研究課題
基盤研究(A)
本研究は疾患発症と腸内細菌叢の因果関係についてゲノム、エピゲノム、メタボローム、トランスクリプトームなどの統合オミックス手法を用いて明らかにするものである。特に多発性硬化症とⅠ型糖尿病モデルマウスを用いてどのような腸内細菌がどのようなメカニズムで病気の発症に関与しているかを解明するものである。多発性硬化症及びⅠ型糖尿病に関して、すでに病態に関与する可能性のある腸内細菌の候補を見つけており、本研究ではその機構が明らかにされることが期待される。腸内細菌をターゲットとした自己免疫疾患の新たな治療法に結びつく可能性がある。