マカクサルやマーモセットに炎症性サイトカインを暴露することで、精神疾患モデル動物作出し、社会行動異常や認知機能障害の原因となる脳の構造・機能異常を、MRIやPETを用いた脳機能画像解析・電気生理学的解析法・行動学的解析・神経化学的解析等により解明することを目指す研究である。 げっ歯類で同様の報告やサルでもうつ病で同様のモデルはあるが、霊長類で統合失調様の異常行動モデルはこれまでにない新規な試みである。研究計画・体制は十分具体的であり、提案者の研究実績及び研究環境からも十分な研究遂行能力がうかがわれ、確実な研究成果と同病態の解明・診断・治療への貢献が期待される。
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