研究課題/領域番号 |
19H01050
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
渡辺 守 東京医科歯科大学, 高等研究院, 特別栄誉教授 (10175127)
|
研究分担者 |
油井 史郎 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 准教授 (00383886)
柿沼 晴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30372444)
鬼澤 道夫 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (30783352)
土屋 輝一郎 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40376786)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | ヒトオルガノイド / 臓器間制御機構 / 臓器共培養 |
研究成果の概要 |
ヒト大腸細胞とヒトiPS由来肝臓細胞をそれぞれ樹立した。大腸細胞と肝臓細胞を同じ培養液中で培養できるか検討している。さまざまな培養条件を検討し、大腸細胞と肝臓細胞の共培養できることを確認し、相互作用が解析できる系を構築した。また、肝臓細胞、大腸細胞それぞれ疾患モデルを構築しており、正常大腸と疾患肝臓や疾患大腸と正常肝臓を共培養することにより、疾患における臓器間の影響を解析できる系を樹立している。さらにヒト細胞をマウスに移植することで、疾患ヒト細胞臓器を有するキメラマウスを構築した。以上より、ヒト疾患における臓器間制御機構の病態理解が進むことが期待されます。
|
自由記述の分野 |
消化器内科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト疾患において臓器間制御機構の関与が注目されているが、多くの研究は実験動物を用いたin vivoモデルにより得られた結果である。ヒト細胞を用いた臓器間制御機構の解析は困難であるが、我々はその擬似モデルとして多臓器共培養システムやヒト多臓器保持マウスを構築し、臓器間制御機構を明らかにすることは学術的に意義が高いと考える。より、ヒトに近い実験系を作成することがヒト疾患の病態解明に有用な手法であり、疾患の全身的な理解が進むことは社会的にも意義が高い。
|