研究課題
基盤研究(A)
生検に代替できる小児腫瘍に対する次世代Cancer Liquid Biopsy:「低侵襲循環腫瘍細胞解析一細胞分子診断システム」の開発を目的とする研究課題である。細胞・血漿検体を用いた循環腫瘍細胞一細胞質量分析・ゲノム分析と遊離DNA・マイクロRNA解析の情報統合による、癌の確定診断、治療分子標的確定、投与薬剤代謝診断、治療効果判定、再発腫瘍判定、等を目指した研究である。本研究課題は研究代表者らが従事してきた小児腫瘍に関する様々な取り組みの延長線上にあり、中長期的なビジョンの元に蓄積された検体を有効活用する研究である。一細胞解析を循環腫瘍細胞解析に応用するためのトランスレーショナル研究として、独創的かつ非常に重要な研究テーマである。循環腫瘍細胞一細胞解析は、小児腫瘍以外の他の様々な悪性腫瘍、等への応用も可能と考えられる。