研究課題/領域番号 |
19H01056
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
檜山 英三 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (00218744)
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研究分担者 |
金輪 真佐美 (福永真佐美) 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 助教 (00284208)
栗原 將 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (40724894)
佐伯 勇 広島大学, 病院(医), 講師 (80452762)
外丸 祐介 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (90309352)
上田 祐華 広島大学, 病院(医), 講師 (70624641)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 一細胞解析 / 小児がん / 質量分析 / ゲノミクス / 遊離核酸 / マイクロRNA / 腫瘍マーカー / 前臨床試験 |
研究成果の概要 |
広島大学に保存し得た小児がん切除検体と初代培養細胞と樹立細胞株からの分離腫瘍細胞と、患者検体から直接分離した血液循環細胞(CTC)を一細胞解析した。 セロミクス解析では、神経芽腫ではカテコラミン代謝産物および解糖系酵素の変化、リンパ腫ではサイトカインを検出した。ゲノミクス解析では、DNAはMDA法が、RNA発現は、Locked nucleic acid技術によるプレート・スイッチング法が有用であった。 また、遊離腫瘍核酸は、遺伝子パネルにて検討とメチル化解析を行い、診断、治療効果、再発や微小残存病変(MRD)判定マーカーとしての有用と考えられた。
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自由記述の分野 |
小児外科、小児腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当大学で開発した一細胞解析が、小児がんの一細胞解析に応用可能であることが示され、遊離核酸(cfDNA)を用いた分子診断に加えることにより確実なリキッドバイオプシーの確立が可能と考えられる。さらに、分子マーカーから分子標的療法による個別化療法(Precision Medicine)、治療効果判定、MRD(微量残存病変)の診断、さらに細胞毎の検討からheterogeneityの検索が可能となり、など多く領域に応用可能となり、小児固形がんにおける診断と治療法への革命的な成果であるといえる。
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