研究課題
基盤研究(A)
若年期に発症し遺伝要因の関与が示唆される侵襲性歯周炎(AgP)について、ゲノムデータベースの充実を図るとともにゲノムワイド関連解析を行い、疾患関連候補遺伝子を抽出する。候補遺伝子について、in vitro細胞培養実験およびCRISPR/cas9による遺伝子編集を行いAgP関連遺伝子を同定する。さらに、患者歯肉縁下プラーク等にメタプロテオーム解析とメタボローム解析を適用しAgPの病態解明を行う。遺伝要因の関与が示唆されながら関連遺伝子が明らかになっていなかったAgPについて、罹患率の低さから検体数の確保が困難な点を日本歯周病学会のAgPデータベースと連携して解決を図り、日本人AgPの原因/関連遺伝子候補群をゲノムワイドに検索して包括的に同定を試みるもので、AgP治療法の新規提案につながることが期待される。