研究課題
5128人の妊婦から研究参加の同意を得て、111人(昨年度報告より2人増加)を除外基準により除外し、5017人にRCTに参加していただき、2021年3月までに産後3か月の追跡調査を完了した。産後3か月後の追跡率は69.9%(5017人中3509人)であった。現在、産後1年の追跡調査の準備中である。副次研究として、インターネット心理療法の社会実装に関する質問紙を開発し、現在学術誌に投稿中である。また、本研究参加者の妊娠前のPMSや月経痛、月経周期異常等と妊娠中・産後のうつ症状との関連についても検討を開始した。研究開始に先立って行った妊産婦のうつ病予防に関するシステマティックレビュー2本(Yasuma N et al.J Affect Disord., Sasaki N et al. Neuropsychopharmacol Rep)、および本研究のプロトコル論文(Nishi D et al. BMJ Open)を学術誌に出版した。さらに、新型コロナウイルス感染症の妊産婦への影響についてまとめたレター(Haruna M & Nishi D,Psychiatry Clin Neurosci.)も学術誌に出版した。
1: 当初の計画以上に進展している
研究参加者を増やすための方策が功を奏して、当初の計画より速いスピードで研究参加者を集積することができたため。
追跡調査への参加率を高めるための方策を実施しながら研究を推進する。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
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